verre à expresso
先日、ガラス製のエスプレッソ用のグラスを
買ってしまいました。
セレクトショップのmerci内のカフェでも使われていて、
実際にも売っていて、お手頃価格。
ちょうど1年前に、完全帰国されたのですが、
ダンナさまのお仕事の都合でパリで3年間を過ごし、その3年間、
姉のように慕っていた方との思い出のようなグラス。
彼女も私も、merciに行くには30分はかかる所に
住んでいましたが、merciのカフェのあるマダムが好きで、
「元気をもらいに行こう!」と、よく一緒に行っていました。
このグラスが売られているのを見て、
懐かしさ、パリに取り残されてしまったような寂しさを感じつつ
迷ったけれど連れて帰ることに。
パリに来なかったら知り合えなかったかもしれないけど、
この距離は、本当にもどかしい。
この日のmerciは、花盛りでした。
市内の公園のクロッカスも、ほころんでます。
そして、あの日から一年。
朝7時半のラジオニュースが第一報でした。
日本時間の午後3時半です。
この一年、多くの日本人が
自分に何が出来るかを考えたのではないでしょうか。
更に私は、以前にも増して疑り深くなったと自覚しています。
真実は一つなのに、多くの情報の中、
自分で選択して信じるしかないもどかしさ。
セレクトショップのmerciでは、「WA x merci」という
プロジェクトで、宮城県雄勝町の「船越レディース」とのコラボで
硯に加工されたり、地元では屋根瓦のように使われている
地元でとれる雄勝石とmerciのメダルを組み合わせたものが
販売され、収益はすべて雄勝町へ行くと知り、
私にも微力ながら雄勝町の応援をさせて貰うことが出来ました。
どうか、被災された方々、
福島原発で最善の努力を尽くされている方々が
一秒でも早く心穏やかに過ごせる日が来ますように。
by niawaco
| 2012-03-11 23:26
| 食器・調理器具など